迷い猫を探している途中に出会った黒猫を、いつか TNRしようと思っていました。
ある日、見たら、肩を噛まれて負傷していました➡
捕獲してみたら、肉球も負傷していたので、リリースできなくなったお話です。
自分自身への忘備録も兼て、日記に書いています。
よって、多分、こんな人のお役に立てる記事です(汗)
肉球の病気【形質細胞性足底皮膚炎】の画像をみてみたい
治っていく、経過の画像が見ていたい
野良猫を保護した経過が知りたい
注意なお、閲覧注意の汚い画像も出てきますことを、最初にご理解の上、読んで頂きますと幸いに存じますm(__)m
黒猫との出会い~TNR➡保護
- 迷い猫の「シロ」を探している途中に、ある黒猫に出会いました。
2022年1月6日に出会ったので、名前は「むーちゃん」にしました。
特別人懐こいわけではありませんが、人間嫌いで逃げるわけでもありません。
それから、気になって時折、むーちゃんのいる場所を訪れるようになりました。
- 3月5日の朝、むーちゃんを見かけると肩にひどいケガしています。
病院に電話して、去勢手術の段取りをしました。
そのあと、捕獲用のキャリーを家に取りに戻りました。
再び現場に戻ったのですが、むーちゃんの姿はどこにも見当たらず。。。
2時間一人で必死に探しましたが、見つからず。。。
病院の予約時間を過ぎてしまったために、この日は諦めることに😥
野良猫を捕獲しよう how to 捕獲
2日後、再度、去勢手術の段取りをしました。
周辺を1時間、探しまくってやっと、発見!
高いトラックの荷台に座り込んでいます。
さて、これどうやって捕獲するんって話( ´艸`)
How to ➡ 軍手をした手で、猫を下におろし、
用意していた、大きめの折り畳みケージに、押し込んで捕獲しました(/・ω・)/
捕獲後もケージの中で微動だにしない【むーちゃん】
さて、帰宅するとなんか変です。段ボールに足跡がいっぱいつきます。
- 肉球の一部がむき出しになり、血が出ています。
参考※当日の肉球の写真がありませんが、3/12撮影の写真はこの後▼▼出てきます
おかげ様で無事、去勢手術は終わりました。
手術のついでにウィルス検査をしてもらいましたが、
✅ 残念ながら、エイズ陽は性でした😭😭(白血病は陰性)
むき出しになった肉球のケガはなんだったのか?
- 肉球の珍しい病気で「形質細胞性足底皮膚炎」ではないか??ということでした
通常の肉球より、ぶよぶよ柔らかいそうです。
また、形質細胞皮膚炎を発症した子の50%は、エイズの子とか。
形質細胞性皮膚炎かどうか確かめるために、病理検査に出し、治療方法を確定することも出来たのですが、
病理検査をためらった理由
- 検査のために、肉球の一部を切り取る必要があるので、さらに傷がつくこと
- 私とむーちゃんの信頼関係が全く築けてないこと
以上の2点で、「形質細胞性足底皮膚炎」だろう!という予測のもと、
様子を見ながら、ステロイドと止血剤で治療していくことになりました。
ちなみに、このむき出しの肉球でリリースしたらどうなるでしょう?
- そのうち治る 🌸🌸
- どんどん悪化して➡血だらけ➡足が壊死➡寿命 👼👼
というわけで、微妙な感じで人馴れした黒猫を、しばらく保護することにしました。
では、さっそく左右の肉球の治療を時系列でみていきましょう
♪画像はクリックすると大きくなります
お薬投与メモ10日間3/12~3/21】
①ステロイド5㎎ 1日1回 最初6日間➡➡
ステロイド2.5㎎ 1日1回 残り4日間 合計10日間
②止血剤 1日2回
治療はじめて 10日後の肉球の様子
- 前足は、毛繕いしながら舐めることが多いので、なかなか、治りが遅いみたいです
お薬投与メモ20日間【3/21~4/9】
①ステロイド2.5㎎ 1日1回
②止血剤は「とんぷく」的に血が出ていれば使用
※結局、止血剤をやめると血が出てくるので、結論からいうと毎日1日2回飲ませていました
投薬後 15日目以降の肉球の様子
- 右前足の傷の補足【赤い矢印】
恐らくトイレの砂の角が食い込んで、傷となり流血!!
トイレに行くたびに、砂の粒がむき出しの所にくっつきます。
この繰り返しで、一進一退で思ったように良くなりません٩( ''ω'' )و
✅左後ろ足は、とりあえず、落ち着いたように見えます。
ここからは、右前足の肉球のみの経過をご覧ください
もう全く良くなってる気がしません。赤く腫れて本当に痛そうです。
今までで一番、腫れています!絶好調です😭😭
ちょっとだけ、腫れが引いてるような気がします
よって、この日から、抗生剤 も 追加で、毎日1日1回飲むことになりました。
お薬メモ4/5~4/9
ステロイド2.5㎎ 毎日1回
止血剤適宜
抗生剤ビクタス20 毎日一回
4月9日よりステロイドの薬の量がさらに減量
治療開始から20日経過した4月9日より、今まで毎日飲んでいたステロイド2.5㎎ですが、
一日おきに飲むことになりました。
止血剤は引き続き、様子を見て血が出ていたら飲ませるということです。
お薬メモ4/9~4/22
ステロイド2.5㎎ 一日おきに1回
止血剤(肩の傷の兼ね合いで、なるべく飲ませない)
抗生剤ビクタス20 毎日一回
4月23日 治療を開始して43日目!までの経過のまとめ
- 左後ろ足の肉球の様子
かさぶただった皮膚が、4月23日【43日後】には、肉球を一体化してきている感じです。
手で触っても、以前のぶよぶよと違って、しっかりしてきている感じがします。
- 右前足の肉球の様子
良くはなっていますが、
かさぶたが出来ては、ちょっと剥がれて、一進一退です。
右足は今後も引き続き、しばらくお薬治療となります。
4月23日以降 ステロイド減量
1日おきのステロイド25㎎が、2日おきになりました。(1カ月飲む)
抗生剤は、肩のケガもよくなったので、終わりとなりました。
止血剤は10回分貰っていますので、様子を見ながら調整します。
- 次回の通院は、一か月後の 5月23日ごろです。
形質細胞性足皮膚炎の負担を減らすために工夫した5点
野良猫のむーちゃんは、我が家で隔離しなければならなかったので、ケージ内で生活してもらっていました。
それが、かえってよかったのかもしれません。
むーちゃんのケージ内の様子
① クッション性のあるステップ台を設置
上り下りのジャンプの際、肉球の負担を減らすため、ケージ内にステップ台を設置しました。
ステップ台の着地面には、隙間テープを貼り、その上からペットシーツをかぶせて、ゴムで止めています。
② 5㎝厚の低反発マットの設置
ケージ内の台も、肉球に負担をかけないように、低反発マットを置きました。
血ですぐ汚れてしまうので、ペットシーツでくるみ、後ろから養生テープで止めています。
低反発マットは、ケージ内でズレないように、横から2か所、ロック付きの安全ピンで止めました。
実際の写真はココをクリック♪
ロック機能がついて安心安全なピン
③ 爪とぎをケージ内に設置しない
猫は、爪とぎをしたい生き物です。
けれど、右前足の肉球の傷が悪化しないように、あえて爪とぎをケージ内に置きませんでした。
その代わり、先ほどの低反発クッションの端で、爪を研いでいました。
(ペットシーツを2枚に重ねて包んでいます)
これなら、柔らかい素材なので、肉球を痛めません!
④ ペットシーツを頻繁に交換
使用する場所に応じて、S/M/L/極厚のM、4種類のペットシーツを用意し、不衛生にならないように頻繁に交換しました
⑤ トイレはフード付き、砂は大きめの粒
ハーフカバーのトイレを使用していたのですが、興奮して大喜びの時、飛び跳ねて、頻繁にトイレに入ります。
トイレに入るたびに、肉球に砂が詰まったり、くっついたりして、
そしてその肉球を舐めたりして、なかなか傷口がよくならないのです😡
対処法 フルカバーのトイレを使用することにより、トイレに不用意に入る回数を少なくすることができました。
フルカバートイレも設置OKな【アイリスオオヤマ大型ケージ】の紹介
こちらのケージ、Instagramでも、保護猫ちゃん関係の多くの方が利用している超人気商品
- Mサイズのベットが設置可能➡大人猫ちゃんでもゆっくり過ごせる
- フルカバーのトイレも設置することが可能
- そしてドアはスライド式!
- キャスター付きで、移動も楽々
- お値段も11,000円くらい(値段は時々変動)
また、猫砂は大きめの粒にしました。
また大きい粒だと、自分で気付いて、手足をプルプル振ってるもんね。
✅肉球に挟まって取れてない砂を発見したら、取り除くように心がけました。
✅一粒でもケージ内に落ちている砂を発見したら、その都度、取り除くことを心がけました。
- ビーズ型の失敗した猫砂の紹介
丸いビーズの形なので肉球に優しいと思って、購入したのですが、
粒が小さいせいで、たくさん肉球についてしまって、また、小さいので本人も違和感があまりないようで、
トイレの後、肉球にビーズ型の砂がくっついたままになってしまいます。
せっかく購入した猫砂ですが、数時間ですぐ取り替えました😢
ビーズ型の砂の実際の写真はここをクリック
✅実際には、デオトイレのごく普通のノーマルタイプの消臭サンドを使っていました。
[月得][本]【ユニチャーム】 デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド 4L
形質細胞性皮膚炎の猫をお世話してのまとめ
毎日ペットシーツにつく血を見るたびに、何度も何度もくじけそうになりました。
でも、ご覧のように、少しずつ、血が減ってきているのが分かると思います。
・毎日のペットシーツの取り換えで、手も荒れました。
・変な姿勢でのシーツの取り換えで、腰痛にもなりました。
・セカンドオピニオンも行きました。
・ネットで有料相談も受けました。
・ネットで、形質細胞皮膚炎についてググりまくりました。
- 治療から43日経った今も完治は、していません。
そして、完治した後も、また再発するのかもしれないと思うと、不安な気持ちはまだ拭いきれていません。
けれど、少しだけ明かりが差してきた気がするのです✨✨
こちらは病院でのむーちゃんの様子
顔も幾分穏やかになりました▲▲
でも、かなりのビビりで、いまだに、キャリーに入れたまま診察です。
キャリーをのけると、ビビって、診察台から飛び降りてしまって診察ができないのです😭
ハーフスタイルになる便利なキャリーのご紹介
ビビりの猫ちゃんや、威嚇してくる猫ちゃんには、キャリーにのせたままの状態で診察することが出来るので、とっても便利!
ビビりの猫ですが、少し落ち着くようです。
野良猫ムーちゃんを捕獲してからの様子を簡単にダイジェスト
- 3月上旬の様子
最初2週間は、部屋のドアを開けると、いつも「シャーー」と威嚇してきました。
食器の出し入れの時は、毎回、軽く猫パンチしてきます。
- 3月下旬の様子
シャーっと威嚇することがなくなりました。
食器の出し入れ時は、相変わらず軽く猫パンしてきますが、
ケージ越しに体を触ってあげると嬉しそうです。
- 4月中旬
食器を下げるときに、猫パンチしてこなくなりました。
だいぶ落ち着いてきました。
私の姿を見ると、ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてきます。
こちらは、お家の様子!お顔はちょっと長毛風でなかなかの男前です!!
今後の経過についてはまた、1カ月?2カ月後にUPしたいと思います。
なお、この記事は、あくまで経過の一例であって、何かを保証するものではございません。
それでも、この記事が、少しでも誰かのお力になれると幸いです(●´ω`●)
2022年4月24日 くりまろこ
むーちゃんの関連記事掲載【予定】
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長い記事になりましたが、最後まで、読んで頂き有難うございますm(__)m