猫が出入りできるキャットドアを、ふすま(引き戸)に取り付ける方法の紹介です。
使用する工具は、糸のこ1本だけ
DIY初心者でも簡単!また既存のふすま(引き戸)に穴を開けずに取付けが出来るので、賃貸でもOKです。
こんな人のお役に立てる記事です

猫が出入りするたびに、ドアが開けっぱなしになり、冷気が入り込んでくるのを何とか解消したい
キャットドアを安く簡単に設置したい
出来れば現状復帰(賃貸OK)なものがいいなぁ
冬の生活が快適に!キャットドアDIYの魅力とは?
寒い冬、猫が部屋を移動するたびに、「ドア開けっぱなしーーーー!」
飼主さんは、そのたびに、立ったり座ったり!開けっ放しのドアから風がぴゅーーーっ全然部屋が温もりませんよね。
というわけでキャットドアをDIYすることにしました。
本来ならネットで売られてる↓↓↓こんな感じの市販のキャットドアを取付けたかったのですが、断念しました。
断念した理由
- 素人のドンくさい主婦にとって、真ん中をくり抜いて切るのが難しいと思った
- ドアに直接 取付けると、いつか猫が居なくなった時、そのドアを見るたびに心が締め付けられるのではないか?という心配
既存のドアに取り付けるのではなく、一枚 板を増設して、そこにキャットドアを作成することにしました
DIYする利点
- 失敗しても、やり直しができる 自分ちの猫に合わせてサイズを変えれる
- 不要になったら、元通りに現状復帰できる
DIYキャットドア完成図
では、まず完成図をご覧ください。
増設した板にキャットドアを作成してるので、これだと既存の襖、引き戸に穴を開けずに取り付け可能!賃貸OK!
万が一失敗してもやり直しOK!
我が家は、白にして統一感を出したかったので、増設板をペンキで白に塗ってますが、
色を塗らなくても、木目でも十分素敵ですよ。

必要な材料と道具:低コストで簡単に揃うリスト
材料
1×8材板 19×184×2440㎜ 1枚
幅184㎜の木材を選びましたが、猫の体型に応じて、選んでください。参考までに↓
道具
- ノコギリ or 糸鋸
- 作業手袋
- 物差し
- メジャー
- メラミンスポンジ
- 布やすり(紙やすりでもOK)
- ペンキ(色を塗りたい方)
「えーーー糸鋸持ってないよ!」
って方もいらっしゃると思います。さすがに100均では販売されていませんが、千円ほどで購入可能です。
軽くて小さくて、小回りもOK、女性でも取り扱いも便利なので、思い切ってココは購入をお願い致します。
DIYキャットドアの作り方:簡単ステップガイド

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1既存の襖、引き戸のサイズを測る
- 襖の幅を測る →19㎜くらい
- 襖の高さを測る →2076㎜くらい
よって、19×184×2440㎜の板を選びました。
- 測るときの注意点
襖を測るときは、一番上から下まで測る(え?当たり前ですけど)
襖って、上下がガクって凹んでるところがありますが、必ず、一番高いところから一番下まで測ってください。
- 木材を選ぶ時の注意点
ホームセンターでは、同じ板が陳列されてます。一枚一枚、チェックしてベストな板を選びましょう。
- 木目模様 年輪の丸いのがどこにあるか
- 真っすぐか、ゆがみがないか、反ってないか
- 端っこの板は折れてないか

ホームセンターで板をカットしてもらい、帰宅したら、
仮設置して高さと、板の幅がレールに合うことを確認しましょう。いい感じでピッタリです。
step
2キャットドアのサイズを決めよう
猫の体格に合わせて、通れるサイズを測定します。
あ、ちなみに、下記の写真みたいに【空中で四角】【空中でコの字】にカットしたら安定性もUPするし
カッコいいのでしょうけど、どう考えても難易度があがるので、却下!
簡単に手抜き!楽をしたいということで、長方形のL字型にすることにしました。
簡易ドアを作成して、猫に実際通ってもらい、ドアのサイズを決めました。
8~9cm幅あれば、通れるみたいなので、あとは高さを調整!
ドアの高さを高くすればするほど、通常に歩く感じで猫は通り抜けることが可能
ですが、ギリギリを攻めたかったので、9cm×24㎝に決定しました。(参考までに猫の体重 3.6㎏と4.4㎏)
step
3糸鋸でカットしよう

まず、カットする箇所に鉛筆で線を引きます
- 24㎝×9㎝(赤いライン)
- 真中にも9㎝のラインを引きます(青いライン)

切る長さが、24㎝なので、糸鋸が邪魔して、一気に切れないんです。
よって、まず青いラインを補助的に一番最初にカットしてます。
※糸鋸ではなく、ノコギリを使用する方は、一気に切れるので青のラインは不要です。

糸鋸で切ってると、木くずで、鉛筆のラインが見えなくなります。
その都度、ハケか歯ブラシなどで取り除くと、常にラインが見えるので、真っすぐ切ることが出来ます。
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4カットした内側の断面に布やすりをかける
カットした断面は、ガタガタしたり、木がささくれてるので、
その部分が猫の体にあたってもケガをしないように、布やすりを使って、滑らかにします。

紙やすりに比べて、少し柔らかいやすりなので、破れにくく扱いやすいです。
以下のように、直線面がある木片に、布やすりをくるっと巻き付けて、
カットした面に当ててやすりをかけてください。

粗目 単位は# | 中目 単位は# | 細目 単位は# | |||||||
40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 150 | 180 | 240 | 320 | 400 |
番手をうつる場合は#120→#240→#400などのように倍以下の番手を目安に

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5ペンキを塗る
ペンキを塗る前に、猫が通れるかどうか試してからペンキを塗りましょう。
通る時にキツそうだったら、通り穴をカットし直しましょう。
ローラーとトレーは100均でも売ってます!わざわざ高いのを買う必要なし😎
ペンキを塗るのって難しそうなイメージありますけど、
ハケじゃなくて、ローラーで塗れば、塗りムラもほとんどなく、すっごく綺麗にできるのでお勧めです。
1度塗りだと、下の木目が薄っすら出てくるので、乾いた後→二度塗り 乾いた後→3度塗りをお勧め
猫が何度も何度も通っているうちに、ペンキが剥げて猫の毛についたらいやだなぁと思って、
カットした断面はペンキを塗らないことにしました。

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6キャットドアが倒れてこないよう自立させる
ドアを設置したのですが、横幅189㎜の板に対して、90㎜の穴を開けたので、
バランスが悪くて、ドアが斜めに倒れてくることが判明しました😨😭
- 解決案
プラン① 板を180度回転させて、通り穴の位置を柱側にしたら倒れてこない
プラン② Bのドアは固定にして、Aのドア(赤い⇒)からのみ出入りすると決める
通り穴の位置を、柱側にしたら、いいんですけど、
我が家の場合、後ろの部屋の壁際にコンセントがあるため、通り穴は右側にしたい!
というわけで、プラン② Bのドアを締切り、Aのドアから出入りすることにしました。

Bの扉を開けても大丈夫なように、Cが自立するように工夫しました。
なお、ドアの位置を柱側にして設置する方も、念のために備えて、以下をお試しください。
増設板を自立させるための工夫
上側の隙間を埋めると、板が安定する。
メラミンスポンジを薄くカットして、隙間に詰める。

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7キャットドア完成 設置する
というわけで、無事完成しました.:*☆(❁´◡`❁)
このままでも、十分いい感じなんですけど、せっかくなので、もうちょいひと手間加えることにしました。
おまけ キャットドアに透明扉と縁取りを取付ける
通り穴の周りに縁取りをしよう
所詮、素人の主婦が手でカットした通り穴なので、カットした断面が、少しゆがんでます。
それを隠すために、縁取りを取り付けることにしました。
材料
- 半円の丸棒10㎜
- 両面テープ
白色にしたかったので、ペンキを塗りましたが、そのままでも全然大丈夫です。
先端は斜め45度にカットし、両面テープで貼りました。
表側からみたキャットドア
鉛筆で45度線を引いて、丸棒をカットするのって、意外と難しくって😥
そんな時に、あると便利な道具の紹介
ちなみに、お家のドア枠、額縁etcを観察してみると斜めカットになってるのが多いです。
が!!もちろん、斜めカットせずに、そのまま直角で両面テープで貼りつけてもOKです。
通り穴に透明扉を取付よう
材料
- 透明プラ板 (ダイソー)クリアファイルなど
- 両面テープ
- 小さい布(蝶番として使用する)
透明プラ板に布を貼り付けて、蝶番代わりに使用します。
プラ板が軽いので、両面テープで十分、貼付けが可能です。
上側の隙間対策 蝶番を使ってもOKなんですけど、穴の上側に隙間が出来ないようにするために、あえて布にしてます。
もちろん、蝶番を使ってもOKです。(蝶番を両面テープで貼りつける)
左右の隙間対策 素人ゆえ、通り穴が9×24cmの完全な長方形ではありません。直線が地味に歪んでます。
プラ板をカットする際は、仮設置して、穴に沿って線を引く→カットする こうすると左右の隙間も最善で防げます。
作り方How to
- プラ板を穴サイズに合わせて切る
- プラ板の上部に両面テープと布を貼りつける
- 2で出来上がったプラ板を、両面テープで穴に貼る(冷気が来る部屋側から貼る)
- 通り穴の周りに、丸棒を両面テープで貼る
裏側から見たキャットドア


猫が通る時に、鼻先が扉の先端に着くので、「扉」が地味に汚れてきます。
プラ板、透明クロスは拭き取ることが可能ですが、布だと汚れが染みついていくことになるので、
布はお勧めしません(m´・ω・`)m ゴメン…
猫が実際にキャットドアを通り抜ける動画
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猫がキャットドアに慣れるためのトレーニング
新しいキャットドアに慣れるまで、猫が通りやすいように少し開けておくなどの工夫をしましょう。
また、プラ板はビビりの子はなかなか通ってくれないこともありますので
そんな時は、プラ板ではなく、透明クロス、セロハンみたいなナイロン?(洋服を買った時に入れてくれる透明ナイロン)から始めるといいですよーー。
薄いセロハンナイロンでも十分冷気をシャットできます。
材料&How to
- 透明ビニールクロス(ダイソー)
- 両面テープ
透明クロスや、透明シートで作成する場合は、直接両面テープで貼りつけ、
その上から丸棒!を貼る。
丸棒がいい感じで、全てを隠してくれるのでgood!
透明クロス(ビニールシート)は柔らかいの、コチラもお勧めです。
キャットドアの増設板の幅を広くした場合の注意点
増設する板は、今回、184㎜を選びましたが、猫ちゃんの体格によっては235㎜を選ぶ必要があることも。板の幅を広げると自立の安定性もましますが、一点だけ注意点があります。
1枚引き戸、2枚引き戸のお家の場合、
増設した板が広くなればなるほど、出入りする幅が狭くなるということです。
235㎜幅の板でDIYした場合の写真はココをクリック
というわけで、余談なんですけど
我が家は実は、最初235㎜の板を設置しんたんです🤣🤣
でも、ドアの開閉が狭いなぁって184㎜の細目の方の板を買いなおして、やり直してますw
アハハ🤣🤣 将来、家猫が太って穴を増量することになれば、235㎜の板に交換しようと思って
この板はベッドの端っこにひっそり片付けておきます。
DIYが無理そうでも 通販でキャットドア
とはいえ、やっぱり、DIYは無理だよーーって方は
こちらの商品!
同じように既存のドアを傷付けずに、キャットドアを取り付けることが出来ます。
色も ホワイト、ブラウン、ベージュと3色
ピッタリ閉まる透明ドアも付いてるので、よさそうですね☺
- プロの方に相談してみる
自分では大変そうだから、ちょっとプロに相談してみよ!
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まとめ キャットドアをDIYして冬を快適に!
縁取りと透明ドアも取付済みの完成図✧♡
DIYキャットドアは、デザインやサイズを自由にカスタマイズできるのが最大の魅力!
低コストで簡単に作成でき、猫も人も大満足!
DIYキャットドアで冬の暮らしが一変しました。冷気が入りにくいことで、家全体の暖房効率も向上し、電気代の節約にもつながります。
また、猫が自由に出入りできることでストレスが軽減され、飼い主もより快適に過ごせるようになりました。

この記事が、皆さまの快適なキャットライフ作りの一助になれば幸いです。
